Ubuntuでの作業用途別にユーザーを作成します。
ユーザーごとに権限を設定することで、システムの大事なファイルを間違えて消してしまうことを避けたりすることが出来ます。また、各ユーザーが実行したコマンドは履歴として残るため、セキュリティ上のメリットがあります。
(Ubuntu Server 22.04 LTS、24.04 LTSで動作確認済み)
設定手順
- ユーザーを作成する。
sudo ⇒ 管理者として実行
useradd ⇒ ユーザーを作成
-m ⇒ ユーザーのホームディレクトリを作成
-s フルパス ⇒ ユーザーのログインシェルを指定
sudo useradd -m -s /bin/bash ユーザー名
- ユーザーにパスワードを設定する。
sudo passwd ユーザー名
- ユーザーを権限グループに入れる。
usermod ⇒ アカウント情報を変更
-aG グループ名 ⇒ セカンダリーグループに追加
sudo usermod -aG グループ名 ユーザー名
- (任意)強い権限を持っているrootユーザーはログインできない状態にしておいた方がよいです。
passwd -l ⇒ ユーザーをロックする
sudo passwd -l root