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ウォレットの作り方

「ウォレット」は直訳で「財布」を意味しますが、正確には銀行の口座番号のようなものです。ウォレットを作成することで自分の口座番号が生成され、他人にこの番号を教えることで自分はお金を受け取ることができるようになります。

仮想通貨にはビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)など沢山の種類がありますが、それぞれの通貨でウォレットを管理するアプリが異なります。

今回はイーサリアムのウォレットアプリで主流な「MetaMask」の設定方法を解説します。iPhoneとAndroidで画面に若干の違いはありますが流れは大体一緒です。

手順

  1. アプリストアで「MetaMask」と検索し、キツネのアイコンのアプリをインストールしてください。
  2. インストールが完了したらアプリを開き、「新規ウォレットを作成」を選択します。
  3. 注意書き画面で「I agree(同意する)」を選択します。
  4. パスワードの作成を求められるので入力します。
  5. リカバリーフレーズを書き留めろと言われるので、12個の単語からなるリカバリーフレーズを紙にメモしてください。リカバリーフレーズは他の端末でウォレットを復元するときに使うため、このリカバリーフレーズを盗まれたらウォレットのお金が奪われてしまいます。インターネットに繋がっている環境に保存することなく、紙でどこか安全な場所に保管しておいてください。リカバリーフレーズを紛失し、MetaMaskのアプリも何かの不具合で消えてしまったらウォレットのお金は絶対に動かせなくなります。
  6. リカバリーフレーズを書き留めたら、念のため単語を正しい順番に並べるように求められます。
  7. 最後に自動セキュリティチェックを有効にするか聞かれますがどっちでもいいです。
  8. ウォレットの残高は初期設定ではドル建てで表示されていますが、「設定」⇨「一般」から円(Japanese Yen)に表示変更することができます。

以上でウォレットの作成は終わりです。お金を受け取りたい時は「受け取る」ボタンを押し、自分の「0x」から始まるアドレスをコピーして他人に共有してください。逆に、送金をしたい場合は「送信」ボタンを押し、相手のアドレスと送金額を入力するだけです。

余談ですが、ソフトウェアで管理するウォレットのことを「ホットウォレット」と呼び、USBで管理するウォレットを「ハードウェアウォレット」と呼びます。一般的にハードウェアウォレットの方がホットウォレットより安全性が高いので、僕はLedger Nanoというハードウェアウォレットを使っています。また、リカバリーフレーズを紙で保管していても泥棒が入ったときに奪われてしまう可能性があるため、僕はもう少し複雑な方法で保管しています。今後、大金を仮想通貨で管理することがある場合は、ウォレットの色々な管理方法をググってみてください。