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ソロステーキング:本番環境とテスト環境の作業相違点

ぶっつけ本番でソロステーキングをするのはオススメしません。まずはテスト環境で一通りの流れを実施してみて不明点を無くしてください。そして2週間ほどサーバーを起動させておき、ハードウェア構成やインターネット環境に異常がないことを確認してください。本番環境とテスト環境の作業相違点は以下の通りです。

  • 手順4「イーサリアムの実行クライアントの同期」
    • ネットワークをmainnetではなくgoerliに指定する。Besuの場合はserviceファイルのExecStartオプションの--network=mainnet--network=goerliにする。Gethの場合はExecStartオプションに--goerliを足す。
  • 手順5「イーサリアムのコンセンサスクライアントの同期」
    • ネットワークをmainnetではなくgoerliに指定する。Lighthouseの場合はserviceファイルのExecStartオプションの--network mainnet--network goerliにする。
    • Checkpoint-sync-urlもgoerliのURLに変更する。
  • 手順6「ETHのデポジットとウォレット作成」
    • 鍵生成するときのコマンドはmainnetではなくgoerliを指定する。例:./deposit.sh new-mnemonic --chain goerli
    • デポジットするサイトのURLはgoerli.launchpad.ethereum.orgです。また、絶対に本番のETHを使用せずに、テスト環境のETH(無料)を使用してください。
    • ウォレット作成時のコマンドはmainnetではなくgoerliを指定する。例:lighthouse account validator import --network mainnet
  • 手順7「バリデーターの設定」
    • ネットワークをmainnetではなくgoerliに指定する。Lighthouseの場合はserviceファイルのExecStartオプションの--network mainnet--network goerliにする。
  • 手順8「バリデーター確認用アプリのインストール」
    • 設定でNetworkを切り替えれます。Goerliに繋がっているビーコンチェーンの名称はPraterです。1つのアプリでMainnetとテスト環境の両方の通知を受け取ることができます。
  • 手順9「(任意) MEV relayの設定」
    • 正直、テスト環境ではMEVを試す必要はないと思います。試す場合はserviceファイルのExecStartオプションの-mainnet-goerliにする。
    • Relayのアドレスもテスト環境用のものにしてください。各Relayのドキュメントに記載されてます。例:Flashhbots